渡辺 美穂 「命の大事さと有難さ」
私はお葬儀の際の飲み物の配膳など、接遇の業務を行っています。
会津屋に入社したのは、臨月に近い妊娠中のタイミング。接客の仕事を経験してきましたが、妊婦である自分を受け入れてくれる環境があるのか、不安を抱いていました。
妊娠中であることを事前にお伝えしても、社長は快く面談に応じてくれました。会社に訪問した際も、私の体を気遣ってくれて「寒くないですか?」と毛布まで掛けてくださって。
体を第一に、子どもが生まれた後も家庭を優先することを尊重してくれました。優しく意向を受けとってくれて、社員みんなでカバーし合える環境に魅力を感じて、入社を決めました。
お客様から「会津屋でやってよかった」と言ってもらえることにやりがいを感じます。
会津屋では、お別れ式の最期の最期まで、故人様とご家族様が悔いなく一緒にいられる時間を提供することを大事にしています。もちろんお別れはさみしいことですが、最期に「ありがとう」が伝えられるようなお手伝いをしたいと思っています。
印象的だったお別れがあります。
娘の友達が、交通事故で亡くなりました。まだ17歳と若く、「私にできることはなかったのか」と娘が自分のことを考えるように。
大切だった存在を亡くしたことで、娘は看護師になりたいという夢ができました。友達のように命が危険な状態にあるタイミングに立ち会ったら、助けられる存在でいたいと感じたそうです。大きな目標に向かって、一人前の看護師になるために娘は頑張っています。
私は業務中でしたが「娘さんの側にいてあげてください」と店長が声をかけてくれて、皆さんのフォローもあって娘の側にいることができました。
会津屋の皆さんのサポートのおかげで、娘は元気になれたと思います。周りが助けてくれることに感謝しながら、命の大事さと有難さを日々学んでいます。
会津屋の一番の魅力は、お客様に寄り添うこと。お客様のために、ありがとうのためにお手伝いをしています。
困った時は、みんなで助け合えるようなチームワークができています。時に雑談も交わしながら仕事ができていますし、話しやすく相談しやすい環境が常にあるからこそ、いい仕事ができているのではないかと思います。
私ももっと感謝していただけるような仕事ができるように、お客様と接する様々な仕事にチャレンジしていきます。