
2025年12月23日
「仏壇を選ぶのは初めてで迷う」「どのサイズ・宗派を選べばよいかわからない」——。
この記事では、仏壇(お仏壇)の種類や価格相場、宗派ごとの違い、最近人気のモダン仏壇までを公的情報や専門店の基準をもとに解説します。
新潟県内での購入・設置を検討している方にも役立つ内容です。
1. 仏壇の基本構造と種類
仏壇とは、故人やご先祖を供養し、仏様を安置するための祭壇です。伝統的な「唐木仏壇」「金仏壇」から、現代的な「モダン仏壇」まで多様な種類があります。
| 種類 | 特徴 | 価格相場 |
| 上置き型(コンパクト) | 棚やチェストの上に設置可能。マンション・一人暮らしに最適。 | 5〜50万円 |
| 床置き型(台付仏壇) | 伝統的な形式で収納付き。家族世帯に人気。 | 20〜80万円 |
| 金仏壇 | 浄土真宗に多い形式。金箔や漆塗りの装飾が特徴。 | 50〜200万円 |
| 唐木仏壇 | 欅や紫檀などの木目を生かした伝統型。全国的に主流。 | 30〜150万円 |
| モダン仏壇 | 洋室にも合うシンプルデザイン。現代住宅に人気。 | 10〜50万円 |
2. 宗派ごとの仏壇の違い
仏壇内部のご本尊や脇侍の配置は、宗派によって異なります。購入前に菩提寺や宗派を確認しましょう。
- 浄土真宗:阿弥陀如来を中心に安置。金仏壇が多い。
- 曹洞宗・臨済宗:釈迦如来像を中心に、位牌を一緒に祀る。
- 日蓮宗:題目「南無妙法蓮華経」を中心に御本尊を祀る。
- 真言宗・天台宗:大日如来や阿弥陀如来像を安置する形式。
3. 仏壇のサイズ選びのポイント
- 設置場所:和室の場合は床の間や押入れ上段、洋室ではチェスト上や専用台に。
- 高さ目安:上置き型=40〜70cm、床置き型=120〜170cm。
- 部屋との調和:家具や照明と色味を合わせると自然に馴染みます。
- 搬入経路:階段・玄関幅も確認(大型仏壇は分解搬入が必要な場合も)。
4. 仏壇購入の流れとチェックリスト
- 宗派・設置場所を確認
- 仏壇店または葬儀社で相談・見積もり
- 仏具・ご本尊・位牌の有無を確認
- 設置・開眼法要(入魂式)を菩提寺に依頼
仏壇購入後は、僧侶を招いて開眼供養を行うのが一般的です。
5. 新潟における仏壇購入の傾向とポイント
新潟県では、浄土真宗・曹洞宗の信徒が多く、金仏壇や唐木仏壇が伝統的に根強い一方、近年はリビングにも合うモダン仏壇が急増しています。
地域密着の葬儀社や仏壇店では、宗派ごとの正しい形式に基づく提案を受けることができます。
まとめ|仏壇選びの基本ポイント
- 宗派に合った形式を確認する
- 設置スペースとサイズのバランスを考える
- 価格相場:上置き型5〜20万円/床置き型20〜80万円前後
- 菩提寺に相談して開眼供養を行う
- 迷ったら地域の葬儀社や仏壇専門店に相談
お仏壇は「家族の祈りの場」。
見た目や価格だけでなく、宗派・住まい・想いに合う形を選ぶことで、長く大切にできる祈りの空間となります。




