
亡くなった家族や先祖をまつる仏壇は、何度も買う機会があるものではありません。どのように選んだらよいかピンとこない方も多いと思います。
決して安価な買い物ではないため、購入前に確認しておくべきことがいくつかありますので、失敗しないポイントを紹介します。
仏壇の種類は大きく分けて2種類
仏壇の材質や装飾などにより、2種類のタイプがあります。
【現代仏壇】 相場 10万円 〜 60万円
シンプルでモダンなデザインが特徴の仏壇です。現代のライフスタイルにあわせてフローリングなどの部屋でも違和感のない家具調が多いです。カラーリングも豊富で、デザインも洗練され、自由度の高い設置が魅力です。
【伝統仏壇】 相場 15万円 〜 100万円以上
日本古来の銘木(ケヤキ、サクラなど)や、かつて遣唐使によってもたらされた紫檀や黒檀などを用いた「唐木仏壇」がこれにあたります。金箔や漆塗りが職人による手作業で施されるため、格調高い風合いとなりますが、高価格帯となることが一般的です。
いつ買うのがいいの?
仏壇をいつ購入するかに決まりはありません。供養するみなさんの気持ちの中に「新しい仏壇を安置しよう」と芽生えた時がふさわしい時です。
仏壇のない家に新仏ができた場合は、四十九日法要をめどに用意するのが目安となりますが、これも決まりではありません。
人が亡くなってから行う法要の数々は、故人の冥福を祈るとともに、遺族の悲しみが癒え、大切な人の不在を受け入れていくためのステップでもあります。
「四十九日までに」と外的な慣習をなぞりながら気持ちを整理していくのも、遺族のすごし方のひとつでしょう。
仏壇の入れ替えの場合は、年忌法要をはじめ、家の新築・増築、退職・還暦のお祝い、結婚など家族に関わるライフイベントとともに検討するのもよいでしょう。
購入の相談や手続き、魂抜きの手配や古い仏壇の引き取りについては、葬儀社へ相談するのが手軽で安心です。➡︎にいがたのお葬式
失敗しないサイズ選び
昔ながらの造りとなっている伝統仏壇の場合、高さ150cm程度のものがよくみられます。これは古くからの日本家屋にある仏間の構造とのバランスをみて設計されているものです。
近代的な新築住宅やマンションなどでは天井の高さが在来工法の建物と異なる場合がありますので、注意が必要です。
一般的に仏壇と天井の間は30cmほど空けるとされています。横幅は左右20cm程度余裕をもたせましょう。奥行きは手を伸ばせば仏具の配置や掃除ができる程度がよいでしょう。
窮屈な設置は、日々の手入れや仏具等の収納にも大きく影響するため、無理は禁物です。
全体像としては設置する部屋の20%以内の大きさに納めるとバランスがよくなります。例えば、6畳間では高さ120cm程度のものから検討してみましょう。
どんなことに気をつけて選べばいいの?
一生のうち、何度も経験することではないからこそ、菩提寺のご住職や葬儀社に相談しながら慎重に検討していきます。
- 宗派をしっかり確認する
新仏ができた場合、菩提寺や親族へ宗派を確認しましょう。
宗派によって仏壇の形状が異なったり、必要な仏具にちがいがあります。
誤ったものを手配しないように気をつけましょう。
- 予算を事前に決めておく
仏壇は長く使うものであり、たいていの場合、仏具一式も同時に購入します。
設置するための費用や手入れにもコストがかかるため、家族で考え方を
揃えておきましょう。
- 設置場所を決めて採寸をしておく
家全体の間取りから設置場所を決めますが、仏間の採光性や直射日光の角度にも
気を配りましょう。
ライフステージごとに家の中の部屋利用が変わることもあるため、先々のことを
考えて決定しましょう。
日々の手入れ、アフターケアは?
柔らかい布で乾拭きが基本となります。
水をお上げするお茶碗や花瓶は、取り替えの都度きれいにしましょう。
金属の多い仏具も清掃が必要です。
春と秋のお彼岸に、ご先祖さまへの感謝を込めて大掃除するのもよいですね。
仏壇の維持には湿度と直射日光の管理がカギです。
金属のサビには専用クリーナーを使いましょう。
伝統仏壇で使用される木材は虫の被害を受ける可能性があるため、状態によっては防虫剤使用を検討します。
日々の手入れ、年に数度の大掃除でも見えない傷みが出てしまうこともあります。10年などを目安に、葬儀社などの専門業者へ相談し、プロのメンテナンスを受けるのも安心ですね。




